健康福祉常任委員会で認可保育所の給食の業務委託などについて質問しました

健康福祉常任委員会で地域福祉に関するアンケート調査結果、および認可保育所の給食の業務委託について質問しました。全文は以下です。答弁は要旨です。

【報告事項】「地域の福祉に関するアンケート調査」結果について

  1. 仙台市地域保健福祉計画の次期計画について、「(仮称)支え合いのまち推進プラン」として「市町村地域福祉計画」「市町村成年後見制度利用促進基本計画」「地方再犯防止推進計画」の3つの計画を一体のものとして策定するとのことだが、このようになった経緯についてご説明ください。

  2. 今回のアンケートの結果も非常に興味深いもので、地域の課題やお困りごとが見えてくるものだと思う。ぜひ、詳細な分析もしていただいて計画に生かしていただきたい。また、計画策定にあたっては第3期計画策定の際に取り組んだような住民座談会などのワークショップ等は行うのか。住民の皆さんの声をさらにつかむための取り組みも含めた今後のスケジュールをお示しください。

  3. 地域の高齢者や障害者、子どもなどの見守り先日の本委員会でも民生委員・児童委員の改選期にあたって充足率などの議論も行われた。事前に定数・現員一覧をいただいたが、多いところでは6人、5人、4人と欠員が出ている地区もあり、ご苦労がうかがえる。庄司としみつ委員のご議論でもご提言がありましたが、他都市では民生委員の協力員制度など民生委員の負担軽減、後継者育成に取り組んでいるところもある。こうした事例を参考にぜひ制度の充実に取り組んでいただくことを期待している。また、今回のアンケートでは犯罪をした人の立ち直り支援についても問いがあるが、地域では保護司の皆さんが更生保護に取り組んでいただいている。保護司の充足率はどうなっているのか、うかがう。

  4. 地域の皆さんにとっては、民生委員・児童委員、保護司、町内会の役員や交通指導隊、消防団、本当に、地域の支え合いのための取り組みの役割がたくさんあって、誰に引き受けていただくかは大きな課題であるし、いくつも兼任されている状況もある。支え合いのまち推進、を謳うということであればやはり地域の皆さんの抱えている現状を受け止めて、支え合える地域を醸成するための行政の役割、保健福祉の役割をしっかりと位置付ける計画にすべきだと申し上げておく。

    新たに計画として策定する「市町村成年後見制度利用促進基本計画」および「地方再犯防止推進計画」については、先ほどの保護司は保護観察所が所管となっていたり、成年後見制度についても司法との関係もあったりと、様々な役割分担があるものと思われるが、仙台市において計画を策定するにあたり、市の関わり方というのはどのようになるのか。アンケート結果の受けとめも含めてご認識をうかがう。

【その他】

  1. 私立保育所における給食の外部委託についてうかがう。給食の外部委託は現在どういう場合に認められるのか。

    ⇒外部委託認められる場合は国の通知どおり。自園調理、外部委託、外部搬入の3つ

  2. 給食の外部委託を始める際に必要となる仙台市への手続きについてご説明ください。 

    ⇒事前協議書の提出が必要

  3. 外部委託する場合の保護者への説明についてはどのようになっているのか。

    ⇒丁寧な説明をするよう指導している。

    全員の同意書は必須ではないが保護者が納得いく説明をするよう指導。

  4. 外部委託した場合に栄養士と調理員の関係はどうなるのか。偽装請負などに該当するケースなど留意すべき点も合わせてお示しください。⇒法人の栄養士と連携して献立をつくる。調理場では委託先の栄養士が指示・管理をすることになり指示命令系統をはっきりさせる必要がある。

  5. なぜ給食の外部委託において事前協議を必要としているのか、仙台市としての立場も合わせてうかがう。⇒自園調理が原則、給食の質を保つために事前協議が必要

  6. 現状、給食を外部委託している私立保育所の数と認可保育所全体に占める割合についてうかがう。⇒35園、18.1%

  7. 35園のうち公立保育所を廃止、民営化した保育所はどのくらいか。⇒1園、平成29年度途中から

  8. 1園だけとのこと。新年度からは大野田保育所を廃止民営化した大野田すぎのこ保育園、愛子保育所を廃止民営化した愛子すぎのこ保育園でも給食の外部委託を予定していると聞いている。仙台市に対して事前協議は行われているか。 ⇒両園から聞いている、事前協議書が提出される予定

  9. 公立保育所廃止民営化の際の給食の考え方についてうかがう。⇒覚書で自園調理とする

  10. 覚書ではこうした事項を変更する場合、5年以内は保護者の意見を添えて仙台市と事前協議しなければならないことになっている。しかし、5年が過ぎれば他の私立保育所と同様の取り扱いとなる。5年間としている理由についてうかがう。⇒在園児が卒園するまで

  11. 覚書では、職員配置についても規定しており調理員については「調理員は、3名以上配置し、うち2名以上は常勤とすること」としている。なぜこのように規定しているのか、うかがう。

    ⇒公立保育所での職員配置の水準

  12. 愛子すぎのこ保育園では外部委託の方針を受けて2月末で常勤の調理員2名が退職することになっている。覚書の水準から後退し、3月は5時間パートの調理員だけで回すことになるという。こうした状況をどう思うか。 ⇒栄養士が2名いるので3月はパートと合わせて調理できると聞いている

  13. 公立保育所の水準を維持することを求めたとのことだが、5年が過ぎればその水準が後退しても良いのか。⇒常勤の調理員は退職するがパート調理員が4名いると聞いている

  14. 給食の外部委託について、調理員には「コスト削減のためだ」との説明がされていると聞いている。給食がコスト削減につながるということは、そのしわ寄せは働く人にいくことになる。実際、新年度から委託しようとしている保育園では、調理員は3月末で事実上の解雇となり、本人が希望すれば外部委託先で再雇用されることになっている。待遇面では、時給は変わらないと言いつつも、これまで無料だった駐車場代の負担や、通勤手当の減少、備品を自分で購入するよう言われるなど待遇が悪化することが委託先によってすでに示されているとのことだ。これまで保育園の調理員として働いてきた期間の有給もゼロからのスタートになってしまうことが懸念されている。ある調理員は昨年10月には「再来年度から委託予定」と説明されていたが、12月に突然「来年度から委託になる」と1年前倒すことを通知されたという。さらに保育園からは「今後の待遇については委託先に対して個人で交渉するように」と言われているとのことだ。労働者に十分な説明もなく委託を前提に解雇、再就職を検討しているのはあまりにも無責任だ。労働契約法上も問題があると思うがいかがか。

    ⇒職員に対し丁寧に説明していると聞いており労働契約法上問題はない。

  15. 愛子すぎのこ保育園、大野田すぎのこ保育園の給食の外部委託について、保護者への説明と同意の状況についてうかがう。⇒保護者に説明し、全員から同意書をもらったと聞いている。

  16. 愛子すぎのこ保育園の保護者からは「お便りで説明があったが今までと同じスタッフ体制で所属が委託業者になるというような説明で、詳細は分からないまま同意書の提出を求められた」とのお話をうかがっている。保護者の理解だって十分ではないし、先ほど申し上げたように、そもそも調理員に対しての説明も不十分で意見を聞かないままで進めようとしており、今までと同じスタッフ体制になるかどうかもまだ分からない。このような強硬な進め方はやめるよう市から法人に指導すべきだ。

    愛子保育所の民営化の際、市は「これまで行っていなかった主食の提供を行う」と給食の充実を民営化のメリットのひとつに挙げた。先ほど市の立場をご説明いただいたが、国の通知でも「保育所における給食については、児童の発育段階や健康状態に応じた離乳食・幼児食やアレルギー・アトピー等への配慮など、安全・衛生面及び栄養面等での質の確保が図られるべきものであり、調理業務について保育所が責任をもって行えるよう施設の職員により行われることが原則であり、望ましい」としている。保育所における給食の重要性について、子供未来局長のご認識をうかがう。

    ⇒心身の健全な発育、豊かな食体験はこどもたちの成長につながる大きな柱であり給食の意義は重要。

  17. 公立保育所の廃止民営化から5年経てば、当時の子どもたちが卒園したからといって、給食の重要性は変わらないはずだ、局長いかがか。⇒重要性は変わらないので事前協議が必要として質を確保している。

  18. 「5年経ったところで業者から給食を委託にしませんかと営業が来るようになった」と聞いている。民営化した保育所がターゲットになっているということ。愛子すぎのこ保育園、大野田すぎのこ保育園を運営する社会福祉法人柏松会は八乙女保育所の民営化も受けているし、次は吉成保育所の民営化も引き受けることになっている。八乙女保育所、吉成保育所の給食についてはどのような取り決めとなっているのか。⇒5年間は自園調理としている。

  19. そちらも5年後に営業をかけられたら、外部委託になるのかもしれない。公立保育所の廃止民営化で、結局働く人の待遇に影響が出ているということだ。そもそも愛子すぎのこ保育園は民営化した初年度で保育士が10人以上退職する事態であったとうかがった。先ほど、給食の外部委託の理由がコスト削減と説明されていると紹介したが、愛子すぎのこ保育園では子どもたちは1~2㎝の短いクレヨンでお絵かきをして、描くのも広告の裏というか両面印刷の広告なので描くところがないというお話もうかがっている。働く人が大切にされない保育園で保育の質を確保することはできないと思うが局長いかがか。⇒安定した運営体制が必要

  20. 公立保育所の廃止民営化のなれの果てだ。市の責任は大きい。これまで民営化した13ヶ所の保育所の運営を調査し、公立保育所の廃止民営化の検証を行うべきだ、いかがか。

    ⇒半年を目途に保護者からアンケートを集め、公立保育所の民営化事業に活かしてきた。5年経って以降も認可保育所として適切な運営が出来ているか監査・指導している。

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